宮沢賢治 最後の手紙(抜粋)

「どうか今のご生活を大切にお護りください。

 

上のそらではなしに、しっかり落ちついて、

 

一時の感激や興奮を避け、楽しめるものは楽しみ、

 

苦しまなければならないものは苦しんで生きて行きませう。」

 

何事にも抗わずに、別れや経済的な苦労、病気や死などの苦しみを避けることなく、淡々と生きていく幸せ。苦しみを知っているからこそ、日常にひそむ小さな喜びを感じ取ることができると賢治は言いたかったのでしょうか?

 

奥の深い言葉です。